子どもは、新しい時代を切り開く可能性に満ち溢れています。そして、この秘められた可能性は一人ひとり違います。
また、新しい時代を切り開くには、確固たる知力、体力、見識が不可欠です。
そのためには、ただ与えられた問題をこなしていくだけではなく、自ら問題を探し出し、自らその問題を解決していくような気力に溢れた精神と実践が必要です。
しかし、自ら決めた道を他人に妨げられることなく進むためには、人に迷惑をかけたり、人の進む道を妨げたり、独りよがりになったりしてはいけません。
つまり、他人を認めることから始まり、人への思いやりが大事なのです。
今日、世界規模で見ると、民族、宗教、経済格差の問題から世界各地で紛争が起こっています。
また、身近に目を移すといじめの問題は歴然と存在しています。
これらの事は、価値の異なるもの同士がどうやって共存していくかという命題を与えています。
この問題を解決するためには、他人を認め尊敬することに裏付けられた、主体性を持つことが大きな力を持つと信じています。
昨今は、これまでの価値観が大きく変化している時代であり、しかも、時代の流れが大変速く、先行きが不透明です。そこで今、世の中が必要としている人間は、新しい時代を切り開いていく人間だと思います。
そういう意味で、幼稚園教育への期待、小牧学園の重要性は益々高くなっていくと確信しています。
そして、子どもを主体性を持つ、可能性に満ち溢れた人に成長させることが、幼稚園教育の真髄だと考えています。